2016年4月18-21日、世界銀行東京防災ハブと東京開発ラーニングセンター (TDLC) は、財務省、国土交通省、世界銀行都市型水害管理コミュニティ・オブ・プラクティス (UFCOP) の協力を得て、総合的な都市洪水リスク管理に焦点をあてた、第1回目となる分野別実務者研修会合を開催しました。
分野別研修会合では、ワークショップ、現地視察、ピア・ツー・ピア (P2P) の知見共有および行動計画を通し、専門家や実務者が協同し特有の課題に取り組みます。本取り組みは、開発途上国における重要課題をテーマ別に取り上げ、日本の経験や解決策を活用することにより、途上国と各国で行われるプロジェクトへの具体的な支援を行うことを目的としています。
総合的な都市洪水リスク管理に焦点をあてた本研修会合は、世界銀行の支援国であるアルゼンチン、ガーナ、インドネシア、ラオス、マダガスカル、ナイジェリア、ソロモン諸島、ベトナムの実務者らと、世界銀行の専門官が、直接知見交換をする機会となりました。本研修会合では、財務省、国土交通省、国際協力機構 (JICA)、水災害・リスクマネジメント国際センター (ICHARM)、ならびにシンガポール公益事業庁の専門家が講演を行いました。
本研修会合に続き、東京防災ハブは、東アジア・大洋州地域における総合的な都市洪水管理を実施するにあたり直面する課題を取り上げた防災セミナー「総合的な都市洪水対策:東アジア・大洋州地域における日本の経験・知見の活用」を開催しました。