近年、急速かつ大規模に進む途上国の都市化と、経済発展に伴う車両数の増加により、交通渋滞や大気汚染などが懸念されていますが、有効な土地利用と交通整備に配慮した開発を実施することで、持続可能な都市開発が可能となります。公共交通指向型開発(Transit-Oriented Development: TOD)は、持続可能な都市の成長と開発を促進するための主要な解決策のひとつであり、TODを都市計画に取り入れることで経済開発、環境持続性、包括的な社会成長につながります。
世界銀行は、国土交通省と協力し、TODの概念および事例を紹介するセミナーシリーズを東京と途上国をテレビ会議で接続して開催しております。今回のセミナーでは、日本で初めて整備されたオフィス街である東京駅周辺が、現在のような経済的、社会的な原動力を持ち、環境的に持続可能で災害に強い公共の場に変化した要因について、開発成功の鍵となった規制・制度的枠組みの観点からご紹介します。また、パネルディスカッションでは、今回ご紹介するプロジェクトから得られた教訓を途上国で応用できるか議論します。途上国での都市開発は一層加速しており、重要なテーマでありますところ、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
共催:
国土交通省、世界銀行、世界銀行東京開発ラーニングセンター
プログラム:
開会挨拶
塚越保祐 世界銀行駐日特別代表
スピーカー
西本達生 三菱地所 開発推進部 副長 街づくり支援室
当日の資料:Sustainable CBD Development through PPP in the Tokyo Station Area (PDF)
保井美樹 法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 教授
当日の資料:Area Management and Its Institutional Frameworks for the Tokyo Station Area Development (PDF)
モデレーター
ダニエル・レビーン 世界銀行東京開発ラーニングセンターマネージャー代理
質疑応答
❖ このセミナーは公開用に録画されます。
❖ 当日、セミナーをライブ配信します。こちらのリンクからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2dOPhkN4Wxc