エネルギー分野における世銀グループの取り組みは、クライアント国にとって負担可能で信頼性を持ち、持続可能なエネルギー供給の確保を支援し、極度の貧困の撲滅と繁栄の共有の促進を目指すことを目的としています。
このアプローチは、「すべての人のための持続可能エネルギー」の目標、すなわち、ユニバーサル・アクセスを達成し、エネルギー効率向上を促進し、2030年までに世界の再生可能エネルギー比率を倍増させることを反映するものです。世銀グループは、それぞれの国が独自のエネルギー目標を達成するための道筋を決定するための支援を行っています。また、持続可能なエネルギーセクターへの移行にあたっては、アクセス、効率、および再生可能エネルギーにさまざまな形で重点を置きつつ、資源における各国固有の機会や課題が関わるものであると認識しており、信頼性の高いエネルギーの供給拡大に伴う財政上・環境上のコストを最小化するための取り組みが行われています。
このたび、世界銀行東京事務所では、チャールズ・ファインスタイン・世界銀行水・エネルギーセクターマネジャーの来日を機会として、世銀が取り組む、東アジア・大洋州地域各国の状況にあわせた再生エネルギー、天然ガス、送電、配給、地域間貿易、市場統合、電力セクター計画などの現状と今後の方針をご説明いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。