世界銀行東京事務所の役割
世界銀行東京事務所は、1970年に設立され、世銀債発行による資金調達の他、日本とのパートナーシップ強化のため、広報・対外関係や日本人採用支援に重点を置いた活動を推進しています。
広報・対外関係
- 日本政府・政府機関との連携強化
財務省、外務省などの日本政府、国際協力機構(JICA)をはじめ政府機関との連携強化に向け、政策対話や協調促進の場を積極的に設けています。 - 世界銀行国会議員連盟との連携
世界銀行国会議員連盟は、2004年5月、グローバルな国会議員ネットワークの日本支部として発足しました。現在、松本剛明会長の下、約70名の国会議員にご参加頂いており、世界銀行幹部の来日の機会を捉え、意見交換を行っています。 - NGO・シビルソサエティ団体との連携
日本社会開発基金(JSDF)への日本のNGOの参画可能性をはじめ、NGO・シビルソサエティ団体との連携・対話を促進しています。JSDFプロジェクトをご紹介するセミナーの開催、JSDFプロジェクトへの訪問なども実施しています。 - 日本の研究者とのラウンドテーブル
開発経済学や開発課題に関する最新の研究に従事する日本の研究者との研究協力・連携を促進するため、世銀のエコノミストや専門スタッフとの活発な議論を行う少人数でのラウンドテーブルを頻繁に開催しています。 - 世銀プロジェクト入門ワークショップ
2023年9月より、世界銀行が融資するプロジェクトにおける国際調達ではRated Criteriaの使用が義務化されました。本ワークショップでは、世銀プロジェクトにおけるビジネス機会にご関心をお持ちの日本企業向けに、プロジェクトの仕組み、情報の入手方法、調達手続きを1-2カ月に1回程度、解説しています。 - 報道機関、記者への情報・データ提供
世界銀行が発表する報告書やデータの提供や、春季会合や年次総会前の記者ブリーフィング実施、職員へのインタビュー調整を行っています。 - セミナーやシンポジウム
世界銀行の幹部来日や、「世界開発報告」「世界経済見通し」などの主要報告書の発表にあたり、JICA緒方貞子平和開発研究所、JETROアジア経済研究所はじめ日本のパートナー機関と連携し、セミナーやシンポジウムを開催しています。 - モーニングセミナー
世界銀行では、途上国が直面する様々な開発課題に関する報告書を発表しています。モーニングセミナーは、最新の世銀報告書の著者が主なポイントを日本の皆様にご紹介するオンラインセミナーで、毎週金曜日朝にYouTube配信しています。 - TICADセミナー
世界銀行は、日本政府が主導するアフリカ開発会議(TICAD)を国連、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)と共催しています。TICADセミナーでは、アフリカの開発課題や経済成長の現況をご紹介しています。 - キャリアセミナー
日本人職員採用の促進のため、世界銀行でのキャリア機会に関心をお持ちの若手プロフェッショナルや学生を対象に、世界銀行の職員が業務、キャリアパス、入行までの経験談をお話しするキャリアセミナー「世界銀行で働く」を開催しています。 - 院生・学部生・高校生・中学生向けの講演
途上国が直面する開発課題や世界銀行の活動、採用・奨学金制度の紹介のため、出張講演や訪問受け入れを行っています。JICAによるPARTNER、国際機関、ECFAなどの企業団体やNGOと共同で学生向けキャリアセミナーも実施しています。 - 世界銀行について日本の皆様に知っていただくために
グローバルフェスタJAPAN(東京)、ワン・ワールド・フェスティバル(大阪)、ワールド・コラボ・フェスタ(名古屋)へのブース出展や、世銀職員が撮影したアフリカ写真展「アフリカの人々と場所」を日本各地で実施しています。
日本人採用支援
世界銀行東京事務所は日本政府の支援を得て、日本人向けのジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)、ミッドキャリアを毎年募集しています。
また、世界銀行グループ・ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)、インターンシップをはじめとするその他の採用プログラムや、奨学金制度に関する広報・支援も行っています。
※採用関連情報は、こちらからご覧ください。