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BRIEF

国際協力機構(JICA)との連携

2024年10月21日

国際協力機構(JICA)田中理事長と世界銀行グループバンガ総裁

JICAと世界銀行は、2001年から年次協議を行っていますが、2014年以降、これまでの協議をスケールアップし、重点課題、地域についてのハイレベル対話を開始しました。JICA理事長、世銀総裁が議長をつとめ、具体的な協力分野、案件の特定を行い、連携を促進しています。

「ディープ・ダイブ(Deep Dive)」と呼ばれる協議は、年に一回実施され、2021年までに8回の協議が行われています。

両機関は、今後も様々なレベルで対話を継続し、連携を強化していきます。

 

これまでのディープ・ダイブについて

第10回

第10回目のディープ・ダイブは複合的危機の下で特に重要な課題である「グローバル・ヘルス」と「民間セクターファイナンス」の2つのテーマについて、世銀副総裁・JICA理事級を筆頭にこの半年間意見交換してきた成果を確認しました。

第10回JICA-世界銀行グループ・ハイレベル対話を実施:グローバルヘルス、民間セクターファイナンスについて議論 | ニュース・広報 - JICA(JICAプレスリリース)

第9回

第9回目のディープ・ダイブは3つのテーマ(気候変動、食料安全保障、民間セクターファイナンス)、6つの地域(東南アジア・大洋州、南アジア、欧州・中央アジア、中東・北アフリカ、アフリカ、中南米・カリブ)について協議されました。

第9回JICA-世界銀行グループ・ハイレベル対話を実施:気候変動、食料安全保障、民間セクターファイナンスについて議論 | ニュース・広報 - JICA(JICAプレスリリース)

 

第8回

第8回目のディープ・ダイブは、2021年11~12月にオンライン形式で行われ、気候変動、コロナウイルス感染症対策/人的資本、民間セクターファイナンスの3つの課題、及び東アジア・太平洋、アフリカ、中東・北アフリカ、中南米・カリブ地域の4つの地域、合計7つのセッションに分かれて議論を行いました。この総括として、12月10日に山田副理事長とトロッツェンバーグ専務理事、12月15日に北岡理事長とマルパス総裁がオンラインで意見交換し、一層の連携強化を図ることで合意しました。

第8回JICA-世界銀行グループ・ハイレベル対話を実施:気候変動等について議論(JICAプレスリリース)

北岡理事長が世界銀行グループのマルパス総裁と会談(オンライン)(JICAプレスリリース)

 

第7回

第7回目のディープ・ダイブは、2020年11~12月にオンライン形式で行われました。今回は新型コロナウイルス感染症への対応を主要な議題とし、JICAと世界銀行が活動する全ての6地域と4つのテーマ(新型コロナウイルス感染症対策、人的資本、民間セクターファイナンス、質の高いインフラ投資)で今後の協力について協議されました。10のセッションは11月に開催され、その全体報告と総括議論を12月2日に山田副理事長とトロッツェンバーグ専務理事が議長を務めるハイレベルセッションとして、同4日に北岡理事長とマルパス総裁をヘッドとするサミット会合として実施しました。

関連情報

第7回JICA-世界銀行グループ・ハイレベル対話を実施:コロナ危機対応について議論(JICAプレスリリース)

 

第6回

第6回目のディープ・ダイブは2019年9月、世界銀行本部で実施され、JICAから北岡伸一理事長、世界銀行グループからデイビッド・マルパス総裁が参加し、地域別の取り組みや重点テーマの協議が行われました。今回はG20でのG20大阪サミットでの「質の高いインフラ投資に関するG20原則」の採択を受け、質の高いインフラ投資セッションが設けられたほか、人的資本セッションでは、人的資本への投資への協力を加速させていくことで合意しました。

北岡理事長が米国を訪問:第6回JICA-世界銀行グループ・ハイレベル対話の他、関係機関のトップと面談(JICAプレスリリース)

 

第5回

第5回目のディープ・ダイブは、2018年5月、JICA本部において、JICAから北岡伸一理事長、世界銀行グループからジム・ヨン・キム総裁が参加し、4地域・3分野(東アジア・太平洋、南アジア、アフリカ、中東・北アフリカ、人的資本、民間セクター開発、科学技術・イノベーション)に関する議論が行われました。

JICA-世銀グループ・ハイレベル対話を実施:人的資本への投資促進の重要性、さらなる民間資金動員や科学技術・イノベーション(STI)の活用について議論(JICAプレスリリース)

 

第4回

第4回目のディープ・ダイブは、2017 年7月、世界銀行本部で実施され、JICAから北岡伸一理事長、世界銀行グループからジム・ヨン・キム総裁が参加し、4地域・3分野(東アジア・太平洋、南アジア、アフリカ、中東・北アフリカ、保健、インフラ及び強靭性、民間セクター)における両機関の連携強化について議論が行われました。今回の対話では民間セクターについてのセッションが初めて設けられ、国際金融公社(IFC)が協議をリードしました。

第4回JICA−世銀グループ・ハイレベル対話を実施:SDGs達成に向けたさらなる民間資金動員、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)や栄養改善における一層の連携推進等で合意(JICAプレスリリース)

 

第3回

第3回目のディープ・ダイブは、2016年5月、JICA本部において、JICAから北岡伸一理事長、世界銀行グループからジム・ヨン・キム総裁が参加し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進、防災及び持続可能な都市分野での連携、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)に向けた共同の取組み、中東・北アフリカ地域での協調深化などで合意しました。

第3回JICA-世銀ハイレベル対話を実施:ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進、防災及び持続可能な都市分野での連携、TICAD VIに向けた共同の取組み、中東・北アフリカ地域での協調深化などで合意(JICAプレスリリース)

 

第2回

第2回目のディープ・ダイブは、2015年7月、世界銀行本部で開催され、1日目の全体セッションには、JICAからは田中明彦理事長(当時)他、世界銀行グループからはジム・ヨン・キム総裁他が参加し、昨年7月の第1回ハイレベル対話からの具体的連携の進捗を確認するとともに、4地域・分野(東アジア・太平洋、南アジア、アフリカ、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC))における今後の連携の方向性について活発に議論を行いました。2日目は、参加者は4セッションに分かれ、前日の議論を踏まえてより詳細な協議を実施しました。

JICAと世銀が自然災害リスクへの一層の協力など、多方面での連携強化に合意-世界銀行と第2回ハイレベル対話を実施(JICAプレスリリース)

 

第1回

第1回目は2014年7月にJICA本部で行われました。JICAから田中明彦理事長(当時)、世界銀行グループからジム・ヨン・キム総裁が参加し、保健・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)と防災・気候変動の2つの開発課題、アフリカ、南アジア、東アジアの3地域における協力について議論が行われました。

世界銀行グループ、JICAと開発課題への対応に向けた連携強化へ

第1回JICA-世銀ハイレベル対話を実施(JICAプレスリリース)


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