- 世界銀行はなぜ設立されたのですか?
- 世界銀行に加盟できる国はどこですか?
- 世界銀行の主な機能は何ですか?
- 世界銀行の運営と政策決定はどのようになっていますか?
- 世界銀行に銀行口座を開設することはできますか?
- 政治体制と世界銀行加盟の関係はどのようになっていますか?
- 世界銀行と国連との関係はどのようになっていますか?
- 世界銀行は加盟国に事務所を置いていますか?
- 世界銀行のプロジェクト融資業務はどのように進められますか?
- 世界銀行の情報公開はどのようになっていますか?
- 世界銀行の書籍の購入方法は?
Q1. 世界銀行はなぜ設立されたのですか?
A1. 1944年7月、米国ニューハンプシャー州ブレトンウッズで、戦後の世界経済の安定と復興について協議が行われ、国際復興開発銀行(IBRD)と国際通貨基金(IMF)を創設する協定が起草されました。この協定は1945年に発効し、両機関が設立されました。現在は、国際復興開発銀行(IBRD)、国際開発協会(IDA)、国際金融公社(IFC)、多数国間投資保証機関(MIGA)、投資紛争解決国際センター(ICSID)の5つの機関が連携し、世界銀行グループとして業務を行っています。
>>詳しくは、世界銀行の沿革をご覧ください。
世界銀行は加盟国の出資金よりなる独自の資本と、他の民間資本の導入によって、戦後復興事業のための融資、またはその保証を行う国際金融機関として設立されました。加盟国の世界銀行資本分担金額は、その国の経済力に比例して決定されます。
国際復興開発銀行(IBRD)の授権資本は、2,747億3,000万ドルです(2018年6月末現在)。
>>詳しくは、財務諸表(PDF、英語)の93ページをご覧ください。
日本の出資額は、199億5,830万ドル(出資比率7.26%)です(2018年6月末現在)。
>>詳しくは、財務諸表(PDF、英語)の91ページをご覧ください。
Q2. 世界銀行に加盟できる国はどこですか?
A2. 世界銀行の総務会は新メンバーの加盟を認め、またその条件を決めることが出来ます。加盟の前提条件としては、IMFの加盟国であることが必要とされています。2019年4月10日現在、IBRDの加盟国は189カ国、IDAの加盟国は173カ国です。
>>詳しくは、加盟国一覧をご覧ください。
Q3.世界銀行の主な機能は何ですか?
A3. 世界銀行の主な機能は、加盟途上国への経済成長を目的とした融資業務です。2018年度、貸出やリスク管理などの金融サービスを中所得国に提供する国際復興開発銀行(IBRD)のコミットメントは、2017年度の226億ドルから230億ドルに増加しました。また、最貧国に対するIDAの2018年度の承認額は、2017年の195億ドルから過去最高額となる240億ドルに達しました。
>>詳しくは、世界銀行グループ年次報告書をご覧ください。
Q4.世界銀行の運営と政策決定はどのようになっていますか?
A4. 世界銀行の全権限は世界銀行総務会に属し、総務会は各加盟国から1人ずつ選ばれた総務によって構成されます。総務会は年に一度開かれます。加盟の承認、純益の分配、資本総額の変更など、世界銀行協定によってその総務会独自の専属的権限と規定されたもの以外は、理事会にその権限が委譲されており、理事が本部(所在地:米ワシントン)に常勤し、その任務を遂行しています。理事会は通常週2回開催され、25名の理事の内5名は5大出資国からそれぞれ1名任命され、残りの理事はその他の加盟国により2年ごとに選任されます。
Q5.世界銀行に銀行口座を開設することはできますか?
A5. Q2の回答のとおり、世界銀行は加盟途上国の政府を対象とした融資を行っております。従いまして、一般の銀行業務は行っておりませんので、個人の方の銀行口座の開設等は出来ません。また、各国通貨への両替業務、為替レートの照会等も行っておりません。
Q6. 政治体制と世界銀行加盟の関係はどのようになっていますか?
A6. その国の政治体制や経済制度は、世界銀行への加盟にとって何ら妨げになるものではありません。いかなる政治、経済体制の国も世界銀行への加盟を申請することが出来ます。
Q7. 世界銀行と国連との関係はどのようになっていますか?
A7. 世界銀行は国連の専門機関の一つです。ただし、通常国連が一国一票のガバナンスであるのに対し、世銀は開発金融機関として、加盟国の出資に応じた投票権構造となっています。日本の投票権は、6.89%です(2018年6月末現在)。
>>詳しくは、財務諸表(PDF、英語)の91ページをご覧ください。
Q8. 世界銀行は加盟国に事務所を置いていますか?
A8. 世界銀行は本部をワシントンにおき、IBRDとIDAの業務は、ワシントンと全世界に140以上ある現地事務所で働く約1万人以上の職員によって行われています。現在、国別担当局長・マネージャーの94%、職員の43%以上が現地事務所に勤務しています。現地事務所を増やすことにより、借入国との協力や連携を密にし、迅速にサービスを提供することができます。
Q9. 世界銀行のプロジェクト融資業務はどのように進められますか?
A9. 世界銀行は開発途上国へ援助を行う際、下図のように6つの段階で事業を実施します。
>>詳しくは、Projects & Operations(英語)をご覧ください。
Q10. 世界銀行の情報公開はどのようになっていますか?
A10. 世界銀行は、業務の透明性と説明責任を向上するため、様々なツールを使った「オープンな開発」を推進しています。世銀が積み上げてきた10,000件以上の調査研究等を無料公開し、貧困層を含むより多くの人々の開発への参加を促すことにより、より効果的で透明性の高い援助を目指しています。また、南々協力を通じた途上国間の知識交流を促進し、革新的手法の普及を目指しています。
オープン・アクセス政策(2012年7月開始):調査研究や報告書等にアクセスするための総合ポータル・サイト(オープン・ナレッジ・リポジトリ)を構築。コンテンツを検索・ダウンロードすることが可能となる。世銀が著作権を留保する旨を明記することを条件に、自由に共有・二次利用が可能です。
情報公開政策(2010年7月開始):世界銀行による情報の一般公開方法をポジ・リスト方式(公開可能な情報を限定列挙)から、ネガ・リスト方式(公開不可能な情報を限定列挙)に転換し、例外リストに該当しない、世銀保有のすべての情報を開示することが可能となる。
オープン・データ・イニシアティブ(2010年4月開始):8,000件を超える開発指標および世銀プロジェクトと融資に関する豊富な情報への無料アクセスを可能にする様々な改革。
Q11. 世界銀行の書籍の購入方法は?
A11. 世界銀行が出版している書籍は、下記販売代理店、または世界銀行ワシントン本部出版局で販売しております。
株式会社 極東書店(世界銀行出版物販売代理店)
〒101-8672 東京都千代田区三崎町2-7-10帝都三崎町ビル
TEL: 03-(3265)-7531
FAX: 03-(3556)-3761
Eメール: info@kyokuto-bk.co.jp , sales@kyokuto-bk.co.jp
URL: https://www.kyokuto-bk.co.jp
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FAX: 703-661-1501
※平日、アメリカ・ワシントンD.C.時間の午前9時から午後5時まで受付
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The World Bank
P.O. Box 960
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Eメールでのお申し込み:
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FAX、郵送、またはEメールにてお申込みの方は、お申込用紙(PDF)をダウンロード・プリントアウトしてお送りください。
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配送状況の追跡が出来ない航空便か、追跡の出来る国際宅配便かをお選びいただけます。それぞれの料金は下記の通りです。
- 航空便(追跡不可):お申し込み1件につきUS$7 + 1商品につきUS$6。 4~6週間でお届け
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