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プレスリリース2011年1月19日

香川銀行が「グリーンボンド」を購入

(共同リリース:株式会社 香川銀行、 世界銀行 株式会社、 大和証券グループ本社)

香川銀行が「グリーンボンド」を購入
~債券投資を通じて地球温暖化対策に貢献する~

2011年1月19日 東京ーこのたび、株式会社香川銀行(本社:香川県高松市、頭取:遠山誠司、以下「香川銀行」)は、 世界銀行(国際復興開発銀行)が新規に発行する「グリーンボンド」を購入し、平成 23 年 1 月 19 日に払込が完了しましたので、その概要についてお知らせいたします。

グリーンボンドとは、世界銀行が資金拠出を行っている事業のうち、地球温暖化の要因を取り 除くこと、あるいは地球温暖化により引き起こされる諸問題に対処することを目的に開発途上国 で実施される事業を支援するために発行される債券です。グリーンボンドで調達した資金は、世 界銀行の環境専門家が一定の基準に基づいて選定した地球温暖化対策事業、具体的には、代替エ ネルギーの導入、温室効果ガスの排出を軽減する新技術の開発支援、森林再生、河川流域管理、 洪水対策などの事業を支援するために活用されます。世界銀行は、これまで18億米ドル相当のグ リーンボンドをユーロ市場において発行してきました。

今回のグリーンボンドについては、発行総額 500 万米ドル全額を香川銀行が購入しております。 引受けディーラーには、大和証券グループのホールセール証券会社である大和証券キャピタル・ マーケッツ株式会社が指名され、発行のアレンジを担当しました。

香川銀行は、これまでも環境活動を通じた社会貢献に取り組むべく、「香川銀行 環境方針」に 則り、屋上・壁面緑化をはじめ、政府が展開している温室効果ガス削減のための国民的運動「チャ レンジ 25 キャンペーン」への参加、「エコカー対応オートローン」等の環境に配慮した商品・サ ービスの開発、及び「かがわ水と緑の財団」への継続的な寄付金贈呈などを行ってきました。

香川銀行 常務取締役の山田径男氏は次のように述べています。 「太陽と自然の恵み豊かな香川県に本拠を置く香川銀行では、『環境にやさしい銀行』として 様々な活動を通じて地域の皆さまと共に環境保全に努めてまいりました。この継続的な環境関連 活動の一環として、このたび、グリーンボンドの購入を決定いたしました。グリーンボンドは、 投資を通じて地球規模の温暖化問題に貢献できる、画期的かつ大きな意義のあるものだと考えて おります。香川銀行ではこれからも、様々な貢献活動を通じて、地域に根ざした『お客さまとともに成長 し続ける銀行』を目指し、情熱と意欲を持って皆さまとともに歩んでまいりたいと思います。」

世界銀行 財務局駐日代表の有馬良行氏は次のように述べています。 「地球温暖化問題に関して必要とされる貸出や投資は、これまで以上に民間資本市場からの資 金を活用しなければならない段階に来ています。世界銀行の使命は、世界中の人々の生活水準向 上と持続的発展であり、その中で環境問題は極めて重要な課題です。 香川銀行様には個人向け投資信託のグリーン世銀債ファンドも販売頂いており、かねてより弊 行の地球温暖化問題への取り組みにご支援頂いておりました。今回、機関投資家としてもグリー ンボンドにご投資頂いたことに深く感謝するとともに、今後とも社会貢献度を重視する投資家の 皆様のご期待に沿えるよう努力して参りたいと考えています。」

また、大和証券株式会社 常務取締役の中村比呂志氏は次のように述べています。 「地球温暖化問題はあらゆる国々にとって大きな脅威となっており、COP等の国際会議を通 じて各国政府が継続的にその対策を議論している最中です。巨額の投資が必要とされる地球温暖 化対策には、各国政府による公的な資金のみならず、民間資金の活用が欠かせないものだと考え ています。そのような中、グリーンボンド発行のアレンジを通じて香川銀行様と世界銀行の橋渡 しが出来たことは、非常に名誉なことであり喜ばしく思います。 大和証券グループではこれからも、金融機関が担うべき公共的役割を果たすべく、証券ビジネ スを通じてさまざまな社会的課題の解決に努めてまいります。」

発行概要
発行体 世界銀行(国際復興開発銀行:IBRD)
起債通貨 米ドル
発行総額 500 万米ドル
受渡日 2011 年 1 月 19 日
償還日 2021 年 1 月 19 日
各債券の金額 100 万米ドル
主幹事 大和証券キャピタル・マーケッツ

世界銀行について
1945 年に設立された世界銀行(通称 IBRD:International Bank for Reconstruction and Development) は、世銀グループのうち最も歴史が長く、また単一機関としては最大の国際開発金融機関です。IBRDには現 在187カ国が加盟・出資しています。日本は1952 年にIBRD に加盟しました。IBRDは中所得国および信用力の ある低所得国に貸出・保証、ならびに分析・助言サービスなどの非貸出業務も提供し、持続可能な開発を推進す ることで、これらの国々の貧困を削減することを目指しています。過去の貸出から得られた利益や強固な資本構 成は、開発活動の原資になるだけでなく、IBRD の財務の健全性を示す指標となり、IBRD が資本市場から低利 で資金を調達し、借入国に低金利での貸出を行うことを可能にしています。平均貸出期間は15~20 年(うち据置 期間5 年)で、貸出金利はIBRD の借入れコストに応じて半年ごとに変動しています。 IBRD貸出の原資は、資本市場からの借入を中心に、加盟国からの出資金、留保利益、IBRD 貸付金の回収で手 当てされますが、世銀債の発行・販売による市場での借入が最大の資金源となっています。 世界銀行は60年余に亘り、国際資本市場で債券を継続的に発行して参りました。この長い歴史の中で、様々な 先進的な金融取引を実現し、最も著名で有力な発行体の一つとして市場から評価されています。詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。

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