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プレスリリース2010年11月16日

山陰合同銀行が豪ドル建てのグリーンボンドに投資

(共同リリース:株式会社 山陰合同銀行、 世界銀行、 JP モルガン証券株式会社)

山陰合同銀行が豪ドル建てのグリーンボンドに投資 

2010年11月16日 東京ー株式会社 山陰合同銀行(本社: 島根県松江市、頭取: 古瀬誠)は、途上国での地球温暖化問題に対 処するプロジェクトのために世界銀行(国際復興開発銀行、本社: ワシントン D.C.、格付け Aaa/AAA) が発行する「グリーンボンド」への投資を実施しました。 同行は山陰地方を基盤とする地方銀行の一 つです。 

グリーンボンドで調達された資金は、途上国における地球温暖化防止プロジェクト及び温暖化の影響 により既に今発生している問題へ対処するプロジェクトに活用されます。 具体的には、代替エネルギ ーの普及・促進、温暖化ガスを削減する新技術の開発、森林再生、洪水防止対策などのプロジェクト が対象となります。 これまでに累計約 16 億米ドルのグリーンボンドが世界銀行により発行されています。

山陰合同銀行の要望により世界銀行は豪ドル建ての私募債をユーロ市場にて発行し、全額を同行 が購入しました。 債券は 5 年満期の固定利付債で、約 24 億円相当の資金が世界銀行を通じて地球 温暖化問題対策のために使われることになります。 本件は日本国内の機関投資家が自己投資で行 うものとしては本邦で 2 番目となり、豪ドル建てとしては初の案件となります。 

私募債の引受ディーラーとして J.P.モルガンが世界銀行により指名され、発行のアレンジを担当しました。

発行の概要
発行体: 世界銀行 (国際復興開発銀行)
発行通貨: 豪ドル
発行総額: 3 千万 豪ドル(約 24 億円)
決済日: 2010 年 11 月 16 日
満期日: 2015 年 11 月 16 日
券面額: 1 百万 豪ドル
主幹事: J.P. Morgan Securities Ltd  

山陰合同銀行 専務取締役 久保田一朗氏は次のように述べています。 「当該債券は調達した豪ドル預金の見合いで購入したものです。 当行では潤沢な外貨預金があり、そ の中で豪ドル建ての預金に対応する安定したリターンを見込める資産としてグリーンボンドへの投資を 行いました。世銀は格付機関から Aaa/AAA 格を付与された信用力の高い発行体であること、および 投資を通じて地球温暖化問題に対して貢献ができるという商品性を考えて購入を決定しました。また、 銀行自身として自己資金を拠出して投資を行うのと同時に、今後は当行のお客さま向けにも同様の社 会貢献型の商品を販売していきたいと考えています。」 

世界銀行について
世 界 銀 行 ( 正 式 名 称 : 国 際 復 興 開 発 銀 行 、 英 語 表 記 : International Bank for Reconstruction and Development(IBRD))は 1944 年に設立された国際機関で、米国ワシントン DC に本拠地を置き、主要格付機関か ら Aaa/AAA(ムーディーズ/スタンダード・アンド・プアーズ)の格付を付与されています。その運営は 187 カ国の 出資国(加盟国)による協同組合の形態となっており、日本は世界銀行にとって米国に次いで 2 番目に大きな出 資国であります。 世界銀行は、世界各国の開発途上国に対してローンならびに保証取引に加え、助言サービスなどの非貸出業務 も行います。 これにより、地球の環境の保全と開発途上国の経済成長を両立させた「持続可能な開発」を推進し ています。その最終的な目標は、世界中の人々の生活水準の向上ならびにその持続です。貸出を中心とした上記 業務の原資を世界中の投資家から借入れるべく、世界銀行は 60 年余に亘り国際資本市場で債券(通称:世銀 債)を継続的に発行して参りました。その長い歴史の中で、1989 年に史上初のグローバル債を発行する等、様々 な先進的な金融取引を実現し、最も著名で有力な発行体の一つとしても投資家から評価されています。 詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。

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