世界銀行では生産性に関する研究プロジェクトを進めており、全4巻の報告書を刊行しています。2017年10月にはその第1弾の報告書「イノベーション・パラドックス:途上国の能力、後れを取る技術活用」を発表し、2018年3月には東京でも紹介セミナーを開催しました。
これに続く第2弾として、途上国だけでなく、世界各地における過去20年以上にも及ぶ生産性の停滞を受け、生産性の計測、分析、政策のあり方について検討する新報告書「生産性を再考する:分析と政策のパラダイム変化」(Productivity Revisited: Shifting Paradigms in Analysis and Policy)2018年10月に発表しました。この度、同報告書の共著者であるウィリアム・マロニー世界銀行公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミストの来日の機会を捉え、新報告書をご紹介するセミナーを開催しました。
挨拶
西尾昭彦
世界銀行 公正成長・金融・制度(EFI)戦略・業務局長
講演
ウィリアム・マロニー
世界銀行 公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミスト
討論
島田剛
明治大学 情報コミュニケーション学部 准教授
世界銀行 公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミスト 1990年から1997年まで、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校教授(経済学)。その後世界銀行に入行し、2009年までラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミスト、2009年から2014年まで開発経済総局(DEC)リードエコノミスト、世界銀行貿易・競争力担当チーフエコノミスト兼イノベーション・生産性グローバルリードを経て、現職。2011年から2014年までアンデス大学客員教授として、コロンビア政府のイノベーションと企業の改善のための取り組みにも従事。ハーバード大学で学士号を取得、コロンビアのアンデス大学で学び、カリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取得。世界銀行公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミスト
公正成長・金融・制度(EFI: Equitable Growth, Finance, and Institutions)プラクティスグループ |
報告書「生産性を再考する:分析と政策のパラダイム変化」(Productivity Revisited: Shifting Paradigms in Analysis and Policy)(英語)
2018年3月26日開催
セミナー「イノベーション・パラドックス:途上国の能力、遅れを取る技術活用」