気候変動による影響が高まる中、よりタイムリーな災害予測および早期警報を実施するための適切な技術、法的枠組み・制度の整備、効果的なサービス配信などが、災害リスク管理にとって、ますます重要になっています。
日本政府のご支援のもと、世界銀行東京防災ハブは、日本で活用されている手法や技術を取りまとめたナレッジ・プロダクト「日本の水文気象サービスの近代化:防災への教訓」を作成しました。本報告書は、国土交通省、気象庁、河川情報センター、気象業務支援センターを含む日本の専門家の皆様のご協力を得て、国内外における経験と助言をもとに作成されています。
このたび、途上国の専門家、日本の専門家、および世界銀行のプロジェクト・チームによる知見共有の取り組み「分野別実務者研修会合:水文気象サービスと早期警報システム」を実施し、同研修会合の参加者とともに本セミナーを開催します。セミナーでは、途上国における国家水文気象サービスへの過少投資に起因する、国民の安全性や資産の保護に関する優先課題、ならびに日本のソリューションを用いた防災機能向上の機会について議論します。
プログラム
開会挨拶
塚越 保祐
世界銀行グループ 駐日特別代表
土谷 晃浩
財務省 国際局 開発機関課長
講演
諏訪 理
世界銀行 防災グローバル・ファシリティ 上級防災専門官
「途上国における災害予測および早期警報システム改善のための教訓と機会」PDF (英語)
モハメッド・グル・ハミディ
アフガニスタン・イスラム共和国 水・エネルギー省 灌漑修復・開発プロジェクト 管理官
「アフガニスタンにおける水文気象サービスおよび早期警報システム:日本の経験に学ぶ」PDF (英語)
トラシ・ナミエル
ブータン王国 経済省 水文気象サービス局 水文気象専門官/技術官
「ブータンにおける水文気象サービスおよび早期警報システム:日本の経験に学ぶ」PDF (英語)
セミュネシュ・ゴラ
エチオピア連邦民主共和国 水・灌漑・電力省 水文・水質委員会 委員長
「エチオピアおける水文気象サービスおよび早期警報システム:日本の経験に学ぶ」PDF (英語)
アレックス・マーティン・カステロン・メイラット
ニカラグア共和国 ニカラグア領土研究所 土地利用計画技術アドバイザー
「ホンジュラスとニカラグアにおける気候変動に強靭な開発のための気象情報および早期警報システムの強化」PDF (英語)
コメンテーター
小池 俊雄
東京大学大学院 工学系研究科 教授 / 水災害・リスクマネジメント国際センター センター長
「途上国における災害予測および早期警報システム改善のための総合的な政策と連携」PDF (英語)
モデレーター
ジェームズ・ニューマン
世界銀行 防災グローバル・ファシリティ 東京防災ハブ 防災専門官
(敬称略)
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