塚越 保祐
世界銀行グループ 駐日特別代表
2013年8月現職に就任。日本の政府、CSO、企業、研究機関等と世界銀行との協力関係強化を使命とする。就任以来、世界銀行東京事務所内に設置された東京防災ハブの設立にも参画。現職就任前、2008-2011年には米州開発銀行理事として同行の融資案件の審議と政策決定に関与。1988-1991年にはアフリカ開発銀行理事としてコートジボワールに駐在。また、1994-1998年には国際金融情報センター・ワシントン事務所長として米国の政策決定過程等につき調査。1980年4月大蔵省 (現:財務省) に入省。
土谷 晃浩
財務省 国際局 開発機関課長
ジョン・ルーム
世界銀行グループ 気候変動担当 シニアディレクター
2015年7月より現職。世界銀行グループの気候変動への取り組みの指揮、ならびに防災グローバル・ファシリティ (GFDRR) 所管。現職の前は、世界銀行グループのグローバル・プラクティスおよびクロス・カッティング・ソリューション・エリア総局の業務戦略局長を務めた。それ以前は、世界銀行東アジア地域総局の持続可能な開発担当局長として、域内22か国の水、都市、運輸、エネルギー、農村、農業、環境、社会セクター、災害リスク管理、および気候変動分野における業務を担当。南アジア地域総局の業務戦略局長、アフリカ地域総局の業務管理局長なども歴任。1989年の入行時はアフリカ局に配属され、道路計画、航空、水セクタ―におけるインフラ課題に取り組み、国際金融公社 (IFC) の金融、鉱業、農産業セクター向け案件を担当した。世界銀行以前は、ヨーロッパにおいてモニターカンパニー、南アフリカ生命保険会社のオールドミューチュアルに在籍。ケープタウン大学にて経済学、統計学および保険数理学学士号、オックスフォード大学にて計量経済学および経営学の修士号取得。
長村 政明
東京海上ホールディングス株式会社 / 東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部部長 兼 CSR室長
2011年8月より東京海上ホールディングス株式会社 / 東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部 部長 兼 CSR室長。金融安定理事会・気候関連財務ディスクロージャータスクフォースメンバー。アジア太平洋経済協力 (APEC) の下での官民連携プラットフォームであるアジア太平洋金融フォーラム (APFF) における災害リスクファイナンシングおよび保険に関する論議のシェルパ役。ジュネーブ協会・巨大災害と気候リスクプロジェクトのメンバー。仙台市で行われた第3回国連防災世界会議の公開フォーラムイベントとして2015年3月16日に開催された、マルチステークホルダー・ダイアログ「課題解決と影響度軽減に貢献する保険」の運営に貢献。また、国連環境計画・金融イニシアティブ (UNEP FI) の下、2012年6月に発足した持続可能な保険原則 (PSI) を推進。それに先立ち、2011年11月に東京にてアジアでのコンサルテーション会合の共同座長役の他、2013-2014年のボードメンバーも務めた。東京海上における現職の前は、2004-2011年に国際的な保険規制課題を担当、1997-2004年には米国イリノイ州シカゴに駐在し、米中西部の企業顧客担当として活動。
三村 信男
茨城大学長
地球環境工学、海岸工学の専門家。日本とアジア・太平洋諸国における気候変動の影響評価と適応策に関する研究プロジェクトを推進する。1992年以降、国連の「気候変動に関する政府間パネル (IPCC)」に専門家として参加し、第2次~第5次評価報告書の主執筆者、総括主執筆者を務めた。国内では、内閣府の総合科学技術会議、外務省、国土交通省、文部科学省、環境省、茨城県などの委員を務めた。『サステイナビリティ学をつくる:持続可能な地球・社会・人間システムをめざして』(新曜社)、『気候変動と地球規模でのサステイナビリティ:統合的アプローチ』(国連大学出版) など著書多数。1979年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。カリフォルニア工科大学 研究員、茨城大学工学部都市システム工学科 教授、東京大学大学院工学系研究科 教授 (併任)、茨城大学 広域水圏環境科学教育センター 教授、同大学 地球変動適応科学研究機関 機関長などを経て、2014年9月より現職。
ジェームズ・ニューマン
世界銀行 防災グローバル・ファシリティ 東京防災ハブ 防災専門官
2013年世界銀行入行。以降、防災グローバル・ファシリティ (GFDRR) の業務計画全般に携わるとともに、南アジア地域および東アジア・大洋州地域における強靭な都市づくりや地域ポートフォリオ業務を担当。また、世界銀行の都市強靭性診断や、強靭な都市づくりに関するメデジン・コラボレーションの開発に貢献する。インド、ネパール、南アフリカ、ベトナムにおける災害後リスク評価を含む世界銀行のプロジェクトや技術支援にも従事。入行前は、ボルチモア市の10か年財務計画、リスク管理、シティスタット業績管理、オープン・データ業務に携わるともに、副調達官代理を務める。チリ共和国の市場調査組織では、ラテンアメリカ・カリブ海地域の金融と保険を担当。経済学と公共政策学を専門とし、ワシントン大学にて学士号取得後、ジョージタウン大学大学院と、チリ共和国サンティアゴ市にあるアルベルト・ウルタド大学大学院修了。非常勤教授としてボルチモア大学大学院 行政学修士プログラムの公共政策学および統計学の教鞭をとる。
(講演順、敬称略)
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