世界銀行と大学コンソーシアム京都は2016年3月9日、世界銀行キャリアセミナー：国際機関で働く」を共催しました。会場のキャンパスプラザ京都には、京都周辺の大学で学ぶ学生を中心に100名を超える参加者が集い、世界銀行の活動や世界銀行におけるキャリア構築などについて議論を進めました。
セミナーの冒頭、塚越保祐・世界銀行グループ駐日特別代表、龍谷大学学長の赤松徹眞・大学コンソーシアム京都理事長、菅正弘・世界銀行日本代表理事、菅正弘・世界銀行日本代表理事が挨拶を行った後、ショーン・マクグラス人事担当副総裁が、途上国開発をめぐる様々な課題と世界銀行グループの役割・機能、世界銀行グループで求める人材像と条件、採用方法、現役の日本人職員の声をビデオを交えて紹介しました。セミナーの後半では、ウェイ・ワン人事局長、井口正彦・京都産業大学外国語学部国際関係学科助教、立命館大学国際関係学部4回生の坂本賢太郎さんが加わり、会場参加者からの質問を受けながら、質疑応答・議論を進めました。
日本は、過去、世界銀行の最大の借り手のひとつでしたが、現在第2位の出資国という立場にあり、また防災や国際保健などの分野でも世界の開発のモデルを提供しています。世界銀行では、このような日本とのパートナーシップ強化のための日本人の採用を積極的に進めており、2010年以降4回の採用ミッションを日本に派遣しました。3月7日からは、マクグラス副総裁が統括し、5回目となる採用ミッションが来日しました。3月8日には、東京においてキャリアセミナーを開催しました。
プログラム
挨拶
塚越保祐 世界銀行グループ駐日特別代表
赤松徹眞 大学コンソーシアム京都 理事長（龍谷大学・学長）
菅正広 世界銀行 日本代表理事
講師
ショーン・マクグラス 世界銀行グループ人事担当副総裁
当日の資料：WORLD BANK GROUP An Introduction to Our Organization (PDF)
ウェイ・ワン 世界銀行人事局長
パネル・質疑応答
ショーン・マクグラス 世界銀行グループ人事担当副総裁
井口正彦 京都産業大学 外国語学部国際関係学科 助教
坂本賢太郎 立命館大学 国際関係学科 学生
モデレーター
大森功一 世界銀行東京事務所上級広報担当官
スピーカー紹介
 世界銀行グループ人事担当副総裁 2012年、世界銀行人事総局副総裁として世界銀行に入行、13年より世界銀行グループ全体の人事を担当。アイルランド国籍。アイルランド国立大学ゴールウェイ校学士号、ダブリンシティ大学修士号、英国ダラム大学経営学博士号取得。アイルランド国防軍でキャリアをスタートさせ、国連平和維持活動で中東に3度派遣される。米国オアシス社のヨーロッパ部門を経て、2005-2008年、ナショナル・アイリッシュ・バンク人事担当役員。2008-2012年、アイルランド最大規模の従業員を抱える国民保健サービス・グループ人事局長として約10万人の職員を統括。 英国人事教育協会（CIPD）フェロー、英国マネージメントアカデミー・メンバー。 |